妄想キャスティング〜『てんむす』実写編〜
ということで、久しぶりの妄想キャスティング企画です。今回の題材は、(一応、テニス部出身のキャラが出てくるので)いずれこのレビューでも取り上げる予定の、チャンピオン連載中の大食い漫画『てんむす』です。
この漫画、私の地元である名古屋が舞台という珍しい作品なのですが、名古屋と言えばやっぱり、最近のチャンピオンでも頻繁にグラビアに取り上げられているSKE48ですよね、ということで(一応、玲奈が帯コメントを書いてたこともあるし)、テレ東金曜深夜枠あたりの実写ドラマ版で彼女達を起用するなら、ということで妄想を膨らませてみました。
「ただ単に、SKE話をしたかっただけなんじゃないか」と言われたら、それはそれで否定はしませんが、そんな話でも良ければ、ぜひおつきあい下さい。一応、本人の外見、キャラ、人気などを考慮して考えてみました。異論反論大歓迎です。
結日高校
・春風天子:木崎ゆりあ
・荒木遊:矢方美樹
・井端二子:矢神久美
・立浪百合亜:大矢真那
とりあえず、メインの四人はこんなところかな、と。天子はやっぱり、馬鹿キャラのゆりあが似合いそう。人気&格を考えた場合でも、今の段階で主役に起用するにはちょうどいいメンバーだと思います。
遊に関しては、私の中ではビジュアル的なイメージが一番ピッタリ合うのがミキティだった訳です(ただ、一番コテコテの名古屋弁キャラなんだけど、彼女は大分出身なんだよなぁ……)。
で、知性派の二子に(ゆりあと並ぶ馬鹿キャラの双璧である)くーみんってのは、さすがに無理があるようにも思えるでしょうが、体格的にも顔的にも、彼女が一番似合うと思うんですよ(キャラ的にはしゃわこなんだけど、ちょっと背が高すぎる)。意外に演技は上手い娘なので、あの挙動不審なキャラもきっちり演じられると思います。眼鏡似合いそうだし。
部長に関しては、玲奈と迷ったんですが、「色白で細目のおっとり美人」というイメージにより近いのは(私の中では)真那の方なんですわ。身長的には、あと数cm欲しいところなのですが、他の3人が小柄なので、それなりに身長差は出ると思います。
SKEは黒髪絶対主義なので、タエちゃんは誰にやらせても似合わないと思うのですが(出来れば、本店からシブヤさんを連れてきたい)、それならいっそ、ごまたんにガラガラ声で演じてもらうのもアリかな、と。桃香は、まぁ、誰でも出来そうな気はするのですが、物語のポジション的に、花音を入れるならここかな、と考えた訳です。
長野女子体育大付属高校
・原田みつ:桑原みずき
・清水麗:佐藤聖羅
・岡崎ミク:加藤るみ
・荒川氷華:金子栞
異論もあるでしょうけど、体育会系のリーダーは、やっぱりカツオが一番似合いそうなんですよね。で、このブログ的に一番重要なテニス部の清水さんは、本当はスマッシュな彼女にやってほしかったんですが、残念ながら卒業してしまうので、体格的に一番アスリート向きな聖羅で。岡崎さんは、ねずみっぽいキャラなので、カツオとのコンビという意味でも、彼女が適任でしょう。金ちゃんは、演技力が不安ではありますが、ビジュアル的には一番イメージが近いし、台詞も少ないので、なんとかなるかな、と。
ここは色々迷ったんですが、最終的にはK IIの2トップに落ち着きました。孤軍奮闘するリーダーと、その相方としての長身の実力者という意味で、ちょうどいいポジションではないかと。身長差的にもちょうどいいですしね。ただ、公式身長だと、ちゅりの方がミキティよりも1cm高いんだよなぁ……。まぁ、そこは髪型とか靴とか色々とごまかす方法はあると思うので(実絵子さんがあと5歳若ければ、彼女でも良かったんですけど、今のイメージとしては、むしろOG役なんですよね……)。
尾張大付属高校
・赤西陽菜:松井珠理奈
・黄桜メイ子:中西優香
正直言って、珠理奈の大根っぷりはマジすか2でもモウソウ刑事でも折り紙付きなのですが、それでもやっぱり使わない訳にはいかないし、あの異様なまでの目力の強さと、くだけた表情のギャップは、赤西さんにピッタリだと思うのです。黄桜さんについては、まだどういうキャラかよく分からないのですが、二面性のある策士キャラっぽい印象だったので、色々出来そうなにししで。
龍星学院高校
・三ヶ月(部長):松井玲奈
・天咲花:須田亜香里
赤西を珠理奈にした以上、こっちは当然、玲奈にやらせるべきですよね。本人のキャラとは全然違いますが、演技力に関してはおそらくグループ内でもトップクラスなので、あの昼行灯っぽい部長も難なくこなしてくれそう。花ぽんは、「一番アイドルっぽい娘」ということで、彼女が適任だと思った次第です。
ということで、これまで以上に純粋に自己満足のためだけにダラダラと妄想垂れ流しの記事を書かせて頂きました。しゃわこ、もきゅ、あいりん、ゆっこなど、選抜常連でも外れてしまった面々がまだいますが、その辺は、尾張と龍星の残りのメンバーが登場した時点で、また考えることにしましょう。桜学院と以勢日輪の残りの部員に関しては……、さすがに、メンバーからは選ばない方がいいですよね(いっそ、スミスはゆっこでいいんじゃないか、とも思ったんですけど)。
カジワラタケシ『彼女はデリケート!』
彼女はデリケート 1~最新巻(少年マガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: カジワラタケシ
- 出版社/メーカー: 講談社
- メディア: コミック
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単行本:講談社マガジンKC(1989〜1991年)
成年漫画家にしまきとおるが、「カジワラタケシ」名義で『週刊少年マガジン』に連載した作品。当初は「僕の夏・ビーナス物語」というタイトルの読切作品として1988年に発表され、その続編という形で連載が開始された。現在の作者は『アクションピザッツ』(双葉社)などで活動中。
主人公は、14歳の男子中学生・星野達郎。特に何の取り柄も持たなかった彼が、友人の代役でボクシングの試合に出場したことを契機に、徐々にその才能を開花させつつ、聖アリス学園の裏番・朝霧夏美(メインヒロイン)、ボクシング部のマネージャー・神崎まりな、イギリス人ハーフのリサ・クリスティなど、様々な美少女達に囲まれるハーレム的青春を送る物語。
女性キャラの大半が(かなり極端に強調された)巨乳美少女であり、連載当時は彼女達のフィギュアが発売されるほどの人気であったらしい(この時代では極めて異例)。そのため、第一部(中学編)はボクシングとラブコメの二本柱構成だったのが、第二部(高校編)では純粋なラブコメ路線へと特化することになる(ただし、最後は再びボクシング主体の物語へと戻る)。
そして高校編では、テニス部員のキャラとして、達郎の級友の相田翔と、学園のアイドル的存在である上条えりかが登場するが、その設定が生かされる物語は一切なく、えりかのテニスウェア姿が何度か描かれる程度である。また、中学編で一度だけ夏美がテニスをする場面が描かれるのだが、スコートではなくブルマ姿なので、おそらく部活ではなく、体育の授業であろう。
なお、上述の「相田翔」およびその相方としての「鈴木早智夫」に代表されるように、当時の芸能人や他作品のパロディ的な要素も多い(夏美は明らかに鮎川まどかのオマージュ)。正直、絵的にも物語的にも、純粋に今の若年層が読んで楽しめる内容とは思えないが、こういった時代背景を感じ取りながら、当時の世相を体感する資料としては興味深い作品と言えよう。
七週間ぶりに
戻ってまいりました。闇霧です。相変わらず、書籍化作業は終わっていないのですが、そろそろ書かないと、もうレビューの書き方が分からなくなってしまいそうだと危機感を抱いていた矢先に、久しぶりにヤフオクで『中学一年コース』の落札に成功し、これでようやく「恋のスマッシュ!!」が全話揃ったので、これは「そろそろ復帰しろ」という天の啓示であろうと解釈して、(主に現実逃避のために)記事を書くことにしました。
とりあえず、今後も相変わらず不定期更新というか、書けるか書けないか分からない状態ですが、極力書けるように頑張りたいと思います。というか、「書こう!」と思わないと、永遠に「時間」は作れないんですよね。少しでも頑張って自分を「書かなきゃいけない」という気分に追い込むことで、なんとかペースを取り戻していきたいと思います(まぁ、その前に書籍化を終わらせろ、って話なんですが……)。
さかぐち直美「恋のスマッシュ!!」
連載:『中学一年コース』(1976〜1977年)
単行本:未発売
「恋のラブオール」の作者でもあるさかぐち直美が、同作品と同じ『中学一年コース』に連載した四本のテニス漫画の中で最初に発表された作品。本来、この枠は一年間にわたって連載されるのが通例だが、この年度だけは「花のラケット ラブラブちゃん」が4〜8月で終了し、1976年度の9月号から本作品が始まるという変則的な形式で、七ヶ月間にわたって連載された。
主人公は、中学一年生のテニス部員・新谷由里。彼女が飼っている豚のブブが、サッカー部に差し入れられた弁当を食べてしまったことから、サッカー部員の三年生・榎木徹と口論になり、彼とテニスで勝負することになる。榎木は幼少期にテニスを学んでいたことがあり、相当な実力者なのだが、彼は試合を通じて、由里の隠れた才能を見出していくことになる。
さかぐち直美がおそらく最初に描いたテニス漫画だが、「ラブラブちゃん」の打ち切りに伴って急遽スタートしたという経緯もあり、正直言って最初の頃のテニス描写はかなり荒い。コートの形は明らかに軟式なのに、勝負形式がシングルスであったり(当時の軟式にシングルスは存在しない)、榎木がテニスをする時にパンタロンを履いているなど、不自然な描写も多い。
ただ、その点も途中から徐々に改善され、終盤では明確に硬式テニスのルールに基づいた、躍動感のある丁寧なフォームが描かれている。ただ、連載期間が短かったこともあり、残念ながら正式な試合は最終回で若干描かれる程度に留まっており、テニス漫画としては十分な内容とは言えないが、その後の彼女の作品群を作る上で重要な基礎を提供したことは疑いない。
ちなみに、本作品の舞台は明言されていないが(榎木は東京から転校してくるので、東京ではない)、「田丸」という表記が何度か登場するので、おそらく三重県の玉城町田丸の近辺ではないかと思われる。なぜこの地を選んだのかは不明だが、作者にとって何らかの縁のある土地なのかもしれない。
水沢めぐみ『姫ちゃんのリボン』
- 作者: 水沢めぐみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1991/12
- メディア: コミック
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単行本:集英社りぼんマスコットコミックス(1990〜1994年) 全10巻
集英社文庫コミック版(2003年) 全6巻
『ポニーテール白書』『空色のメロディ』『チャイム』などでも有名な水沢めぐみの最大のヒット作。90年代前半の『りぼん』で連載され、アニメ化・小説化・ミュージカル化を果たし、近年では『姫ちゃんのリボン カラフル』の名でリメイク版も作成された(作画・込由野しほ)。
主人公は、中学一年生の野々原姫子。明るく活発なお転婆少女の彼女が、自分とそっくりの魔法の国の王女・エリカと出会う場面から物語は始まる。彼女の「人間界の観察日記」に付き合う代わりに「誰にでも変身出来るリボン」を受け取るのだが、そのリボンの秘密を誰かに伝えることは固く禁じられており、その秘密を巡って様々な事件が引き起こされることになる。
基本的に姫子は世話焼きで、友達の恋路の手助けやトラブルの解決のためによく魔法を使おうとするのだが、大抵の場合、それは裏目に出て、余計に事態が混乱することが多い。しかし、それでも最後はなぜかいつも円満な形で解決することになる。それはご都合主義と言ってしまえばそれまでなのだが、低学年向けの少女漫画くらい、そんな「救い」があってもいいだろう。
そして、単行本の3巻では姫子と同学年の(実質的な相手役となる)小林大地が、8巻では魔法の国から来た少年・有坂静(ありさか・せい)が、それぞれテニスに興じる場面が描かれる。いずれも僅か数頁の短い描写ではあるが、本編における重要なポジションを担う二人の美男子が、テニスを通じてそれぞれ対照的に描かれているという意味では、面白い演出だと思う。
ちなみに、この大地がテニスをする話は、アニメ版では第13話に相当するのだが、実はこの回はあの伝説の「SMAP登場回」でもあり、若き日の剛の演技が楽しめる(彼はそれ以前に「支倉先輩」役でも出演)。原作では「西川ミナト」という架空のアイドルだったのだが、アニメ化に際して実在のアイドルとコラボしてしまう辺りが、いかにも少女漫画的であると言えよう。
先月のアクセスに関して
ということで、一週遅れになってしまいましたが、恒例の「先月のアクセス」および「昨年のアクセス」に関する諸々を。
☆先月の一日あたりの平均アクセス数
トータル:217(先月比+54)
ユニーク:190(先月比+49)
先週発表した「凄そう」&「凄かった」の影響で、かなり跳ね上がりましたね。というか、ユニークアクセスに関しては、過去最高記録です(トータルは、4年前にヤマカム砲を直撃した時に次いで2番目)。まぁ、こういう企画は「先に言ったもん勝ち」な訳ですけど、せっかくですので、出来ればまた来年もやりたいですね。
★去年の一日あたりの平均アクセス数
トータル:173(前年比+15)
ユニーク:146(前年比+15)
ということで、一年通してみると、上記の通りです。全体の来訪者数が増えたこと自体は喜ばしいのですが、去年の最初に掲げた「トータルとユニークの差を広げる」という目標が、見事なまでに達成出来なかったことは、非常に残念です。やっぱり、もう少し「他の記事も読んでみたい」と思わせる文章を工夫する必要がありそうですね。
では、最後はいつも通りに「気になった検索語」です。今回は、それほど目立つのはなかったかな。
「潮崎渚 ムカつく」「潮崎渚 嫌い」
→そこまで嫌われるほどのキャラかなぁ。
「浦沢 happy イライラ」
→まぁ、それは分からんでもない。
「ヤマカム 影響力」
→いや、そりゃ強いと思いますよ、えぇ。
「けぬねにの」
→意味不明だけど、確かにウチが一番上にくる。
「花子さんに電気あんま」
→よく分からないけど、なんか凄い。
「テニスの合宿にラケットを何本持って行く」
→たまにこういうまともな検索語があると逆に驚く。