掲載誌&作者情報について

 これまでの私のレビュー記事を読んでもらえば分かりますが、私の記事は基本的に第一段落が「掲載誌&作者に関する情報」、第二段落が「基本的なあらすじ」、そして第三段落以降で「感想、特徴、見どころ、難点、テニス描写の傾向、etc.」というパターンで書いてます。
 このうち、一番最初の掲載誌&作者情報に関しては、作品の魅力そのものを語る上では不要、と考える人もいるかもしれません。しかし、私はどんな作品も、その作品が描かれた時代背景を無視してその価値を論じることは出来ないと考えていますので、「どんな時代の、どんな人々を対象として描かれた作品なのか?」ということを理解する上で最低限必要な情報だけは、分かる範囲で掲載しておきたいと思っています。
 ただ、データベースとして活用してもらうためには、本来ならば連載期間の号数まで記載するのが筋なのですが、そこまで正確な情報を求めている人も少ないでしょうから、単行本化されている作品に関しては、掲載年のみの記載に止めています(雑誌に関する詳細な情報は、雑誌系のデータベースサイトさんに任せる、という方向で)。
 一方、作者情報に関しては、必ずしも必要ではないと私も思います。ただ、作者名だけ聞いてもピンとこない人に対して「あぁ、あの作品を描いてた人か」と思い出させて興味を持ってもらうという効果と、「この人の他の作品が読みたい」と思った人に対しての参考資料としての意義を考えて掲載しています。もっとも、その「関連作品」の方で検索してウチのブログに来てしまう人もおり、それらの人々に対しては、「ごめん、その作品の情報はウチじゃ扱ってないんだよ」と、申し訳ない気持ちにさせられる訳ですが。