80年代以降で、3本以上テレビアニメ化された少年漫画家

 何年か前に、友人達と話していた時に「80年代以降で、テレビアニメ化作品が3本以上ある少年漫画家は何人いるか?」という話をしたことがありまして。実は、続編やスピンオフの類いを除くと、高橋留美子あだち充くらいしかいないんじゃないか、という結論に落ち着いた訳です。
 一応、青年誌まで含めれば浦沢直樹などもいますし、全ジャンル混ぜればCLAMPも相当な数になる訳ですが、80年代以降の少年漫画に限ると、実は3本以上のヒット作を生み出すのって、かなり至難の業なんですよね。
 そんな中で、今回紹介した細野不二彦も(青年漫画であるギャラリーフェイクを除いても)3本アニメ化を果たしているということに、この記事を書きながら気付いた次第です。てか、実は私、この『どっきりドクター』がテレビアニメ化していたことすら知りませんでした。
 まぁ、最近はまた深夜アニメなどの枠が増えてきたこともあって、小畑健矢吹健太朗のように「他の人と組んだ作品」も含めれば、この条件をクリアする人も結構増えてる訳ですが(ガモウ=大場説を信じるなら、大場つぐみも満たしてることになります)、他にどんな人がいるか、心当たりのある人がいれば、教えて欲しいです。
 OVA(発売後にテレビで放映された作品も含む)や映画やVOMICは除きつつ、続編やスピンオフも除いた純然たる新作だけで「テレビアニメ化作品」を三本以上生み出した「80年代以降の少年漫画家」って、調べてみると、意外に少ないんですよ、これが。