「読書オフ会」という妄想

 今回紹介した「白球のライバル」が掲載されている1974年度の『中学一年コース』は、私が名古屋の某古本屋で9冊まとめて購入してから、残り3冊をヤフオクで手に入れるまでに5年の歳月を費やしました。それくらい、入手が困難な代物です。
 他にも、これまで私が紹介してきた作品の中には、単行本未収録作品や、単行本化はされていても既に絶版でamazonマーケットプレイスにすら出品されていない作品も多々あります。
 こんな作品を今更紹介して、何の意味があるのか? と思われる人も多いでしょう。正直に言えば、半分は私の自己顕示欲です。しかし、それと同時に「出来れば皆さんにも読んでほしい」という気持ちもあるのです。
 無論、そう簡単に読める訳ではないことは私が一番よく知っています。なので、出来ることならスキャンしてネットに載せたり、コピーを作って配布したりしたい訳ですが、法学部の末端に所属する者として、さすがにそこまで堂々と違法行為をする訳にもいきません。
 そこで最近は、私が集めたこれらの本(雑誌)を持参して「読書オフ会」を開こうかな、などという妄想を企んでいたりします。たとえば、名古屋市各区にある生涯学習センターを借りるという形でも良いですし、カラオケボックスを借りて私が一人でテニプリのキャラソンを歌い続けてる間に読んでもらう、という形でも構いません。とにかく、せっかく集めた資料ですので、これらを実際に皆さんに読んでもらう機会を作りたいな、と考えている訳です。
 まぁ、名古屋圏外の人にとっては、わざわざそのために名古屋まで出向くのはしんどいでしょうから、あまり現実的な提案とは言えないかもしれませんが、もし万が一興味のある方がいれば、ぜひ御一報下さい。交通費(夜行バス代)を半分出して頂けるなら(←何様?)、遠方にも持って参上しますよ。