祝・フェデラー復活!

 ということで、遂に今年のATPの最終戦も幕を閉じた訳ですが、上位陣がまさかの敗退を続ける中で、シーズン終盤で尻上がりに復調していったフェデラーが、見事に連覇を飾りましたね。ナダルジョコビッチも好きなのですが、やっぱり私の中ではフェデラーは別格の存在なので、限界説を撥ね除ける見事な復活劇に、今はもうひたすら感無量です。
 正直、今年はジョコビッチの台頭ばかりが目立った一年だった訳ですが、最終戦の状態を見る限り、今年のような活躍が今後も続けられるかどうかは分かりませんし、ナダルも怪我の状態が思わしくないようなので、たとえフェデラーが既に年齢的にピークを過ぎていたとしても、まだまだ来年以降のテニス界がどうなるかは分かりませんね。むしろ、最終戦でも散々フェデラーを苦しめたツォンガの方が、今後は要注意なのかもしれません。
 そして、結果的にそのフェデラーの復活の契機を作ることになった錦織も、その直前にジョコビッチを倒したことで、いよいよ本格的に覚醒の予感が高まってきましたね。とにかく、怪我にだけは注意して、焦らず少しずつ階段を上っていってほしいです。